衆議院議員選挙を終えて~君たちには、迫りくる人類の絶滅が見えないのか

冒頭、今回の衆議院議員選挙において御支援下さった方々に感謝申し上げます。

街頭演説の中でも述べさせていただきましたが、今回、世界中で猛威を振るい、未だ世界中で多くの感染者を出しているコロナウイルスが、私たち人類に教えてくれたもの、私は二つあると思う。

一つは、ヒトという種の寿命が60年であるということ。60歳を境に重症化、死亡率が急速に上がった事実を多くの人が、目の当たりにしたと思う。ひと昔前は、60歳が寿命であった。そして現代でも一部の国々ではそうである。しかし、先進国を中心に、科学の発達の中で、60歳を超えても生き続けることが可能になった。
そのことが、人類にとって、そして地球上のあらゆる生物にとって正しい選択だったのか。 その課題を、コロナウイルスが、人類に投げかけている。
そして、それに対する私の答えは、否である。明らかに、地球温暖化、多くの生物の種の絶滅を招いた原因そのものである。

コロナウイルスが私たち人類に投げかけたもう一つの事実は、何度も言っているが、自然によるヒトという種の絶滅だ。
コロナウイルスは、世界のあらゆる経済活動、人の行き来を完全に止めた。こんな自然災害はかつて存在していない。一時的であれ、世界の温暖化を強制的に停止させた。又、自然にとって、生かすべき人間と、殺すべき人間を明確に区別することで、自然への回帰を示唆した。
コロナウイルス感染症状の特徴である味覚嗅覚異常、すなわち五感を損することは、あらゆる生物にとって致命的であり、死を意味する。これらの事実は、自然によるヒトという種の淘汰を意味している。

多くの人々は、自然と乖離した生活の中で、自然からヒトという種を見つめることができない。自然との共通感覚を有する中で、そのことに気づいた私は、先の参議院議員選挙から人類が生き残るための唯一の方法が、真の民主政治の確立しかないことを訴え続けてきた。
しかし、今回の選挙戦においても、多くの有権者は、ヒトという種の絶滅への道を加速度的に歩み続けるクソおバカな与党、そしておバカな野党に票を投じてしまった。このことは、文字通りの死票、現実的な死の選択を意味している。

何故、多くの有権者が、そのような死の選択をするのかであるが、かつてのドイツにおいて、多くのドイツ人が、真実を知りながら、ナチスを支持した原因について、ドイツ国民が思考停止していたとする社会学者がいる。
私も思う。現代を生きる人類は、人間中心の中で、完全に思考停止したおバカ以外の何者でもない。

あらゆる生物は、死を目前にした時、思考停止する。

4月の参議院議員再選挙においても、もう間に合わないことは述べていたが、もう一度言っておこう。人類の30年後の絶滅は、不可避であり、今回の選挙結果を考慮した時、もう少しその時期は早い可能性が高いと確信している。G20やコップ26など茶番にすぎない。

今後は、毎年のように、世界中で、自然が、多くの人々を死に追いやるであろう。コロナウイルスなどの警告とは違って、本気で、自然は、ヒトという種の徹底的な淘汰を推し進めるであろう。それは、コロナウイルス感染などの比ではない。人類が、それに歯向かうことなど意味はない。
ヒトは、コロナウイルスとの闘いと表現する。しかし、何度も言うが、人間中心のおバカ丸出しにすぎない。ウイルスもヒトも所詮は、自然の一部にすぎない。
影踏みと同じで、影を消すことなどできはしない。ヒトがウイルスと闘い、自然と闘うことは、ヒトという種、己自身と闘うことであり、その結末は、ヒトという種の絶滅でしかない。
何度も言うが、あらゆる種の絶滅の最終段階は、種内での共食いである。それはすでに世界中で、始まっている。
それを防ぐことができるのは、真の民主政治以外ありえない。

そうした中で、私は、30年後の人類の絶滅を知った者として、このような地球環境にしてしまった者として、現代の若者をはじめ、多くの人々の脳育を失敗させた者として、今回の衆議院議員選挙を通じても何一つできなかったことを、この場を借りて謝らなければならないと思う。
世界中の飢餓にあえいでいる多くの人々、中国のウイグルや、香港、チベット、アフガンのタリバン政権下で自由を失った人々、ミャンマーでのロヒンギャの人々、イエメン、ソマリア、スーダン、シリア、リビア等々の難民、避難民の人々、それら全ての人々に謝らなければならないと思う。
私が、君たちに何もしてあげられることができなかったことを

2020年の小中高校生の自殺者が415人と過去最大になったことも街頭演説の中で何度も述べてきたが、おそらく全世代において、今後、自殺は、日本のみならず世界中で、急速に増えてくるであろう。何故ならば、生きる力のない脳育不全の人間しかおらず、おバカな人間によるおバカな人間の再生産しか行われていないのだから

フランスの哲学者カミュは、哲学において重要なことはたった一つであり、それは、自殺を考えることであるとした。プラトンは哲学とは、驚きに始まると語り、最初の哲学者ダレスはあらゆるものは水からできているとした。

衆議院議員選挙が終わった今、君たちに問う!
君たちには、迫りくる30年後のヒトという種の絶滅が見えないのか!
数年単位で、その事実は明らかになり、最終的には、歴史が証明するであろう。

自殺を考えるということだけが、人類に残された唯一の術となる。

2021年11月1日  文責  玉田憲勲

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