衆議院議員選挙を終えて~支援、賛同、ありがとう

冒頭、今回の選挙で、御支援、御賛同して下さった有権者、市民の方々に改めて心から感謝申し上げます。本当にありがとう。

昨日の選挙を終え、翌日の朝を迎えて、今、私が思うことは、またしても人類は、無駄な時間を過ごしたまま23年後の人類の絶滅を迎える虚しさ、あきらめと、一方で、こうして、様々な種は、何度も絶滅を繰り返してきたんだなという不思議な感覚です。

選挙期間中も何度も述べたことですが、今回の選挙で、与党が勝とうが、野党が勝とうが、そして、近々行われるアメリカ大統領選挙で共和党、民主党、どちらが勝とうが、ヒトという種の未来を何一つ変えることができない。
23年後のヒトという種の絶滅を回避するためには、一人一人の人間、一つ一つのヒトという種の個体の価値観が変わらない限り、何の意味を持たないのです。
こうやって何回か国政選挙を行って毎回思うことは、近代以降、延々と人間がつき進めてきている科学主義の盲点です。私自身、大学で法律や、医学を学ぶ過程の中で、科学的な知識を学んだが、それはあくまで手段としての科学に過ぎない。現代は、科学が目的化され、科学の持つ根源的な性質が、ヒトという種、そして数多くの自然界に存在する種の絶滅を導いていることに愚かな人間は気づいていない。

選挙において、それらは著明に影響している。科学の持つ還元的思考、あらゆるものを細かく分解して考察する性質。しかし、一方で、木を見て森を見ず、全体が見えなくなってしまっている。時間軸で言えば、動的な現象を静的にしかとらえられない。自然界含めてすべての現象はカオス(混沌)な世界である。したがって、南海トラフがいつ来るかも予測できない。ウクライナ戦争、ガザ戦争がいつ終わるかもわからない。様々な、時間的、空間的要素が混じりあったカオスな世界を科学は何一つ予測できない。したがって選挙においても裏金問題、与野党どちらが過半数とるかの稚拙な問題に終始して、23年後のことなど考えもしない、というより、科学が邪魔をして考えることができない。

最後に言っておこう、個々の人間が価値観を変えない以上、23年後の人類の絶滅は必至である。現在、一部の過酷な環境下でも生き抜いているアフリカや、アマゾン、シベリア、ニューギニアなどの人たちは何とか生き延び、新たな社会を作ることができるかもしれない。
だが、先進国を中心とした現代社会は存在し得ない。これが自然界の摂理である。所詮、ヒトは自然界の一つのピースにすぎないのだから

若者たちに言っておこう、本当の意味で、生き残る力をつけなさい。
それは、知識力、計算力、合理的な思考力などの前頭葉を鍛えることではない。生きる力が宿る脳幹部を鍛え、脳幹部と、前頭葉をつなぐシナプスを鍛えバランスのとれた全脳を作り上げるのです。そのためには、五感を鍛えなさい。脳幹部は自然界とつながっています。バランスのとれた全脳は、自然界との共通感覚、すなわち第六感を感じることができる。

若者よ、真の想像力を獲得せよ、真の想像力とは、動的な想像力だ。例えば、選挙期間中も何度も述べたが、日本国憲法9条に、自衛隊を明記することや日米安保強化で、日本の安全が担保できると思うのか?
静的な思考では、なんとなく担保できるように思える。しかし、よく考えたらいい。
その先に待っているのは、政府が憲法9条を盾にとって、国民の自衛の義務を言い始める。そして、この平和の時代でも自衛官が足りなくなっている中で、9条に明記された自衛隊、日米安保強化、そして海外から要求される自衛官の派遣要請、間違いなく、数年後先に徴兵制の議論が沸き起こる。
現在、戦争下でのウクライナ、ロシアでも若者たちの徴兵逃れの国外逃亡が多数見られており、一方で毎日何人もの兵士がなくなり、負傷し、兵士の数が足りなくなっている。事実、先日も北朝鮮から1万人もの軍人がロシアに入国している。

若者たちよ、君たちは、徴兵されて、戦地に赴くのか?
子供や孫を持つ親たちよ、子供たちや孫たちを戦地に送り出すのか?
いつの時代も、法律を作るのは、戦地に赴くことのないジジイやババアの国会議員たちなのだ。彼らは、君たち若者たち、子を持つ親のことなど考えてはいない。

若者たちよ、己の命は、己で守るしかないのだ。
親たちよ、子供や、孫の命を守るのは、10年後、23年後の未来を考え得る己自身しかないのです。
もう一度言っておこう、若者たちよ、親たちよ、真の想像力を持て!

            2024年10月28日  文責 玉田憲勳

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