G20でもわかるように、今、世界は揺れている。
グローバル企業と、国家主権の台頭の中で、米中はじめとする経済戦争、そして、実際の戦闘も、世界各地で起きています。
何がこれらを解決できるのか!
私は、それは、民主主義以外ありえないと思う。逆に言えば、世界中で、民主主義が、失われているからこそ、それらの問題が生じているのです。
先日、安倍さんが、イランに行きましたが、何の意味もなかった、そればかりでなく、タンカーが爆破されてしまった。
いったい、何故なのか。
それは、彼の言葉は、薄っぺらで、相手の心に響くことはない。
彼には、確固たる信念がない。特に、民主主義に裏打ちされた信念がないからに他ならない。
私は、現在の、混とんとした日本、そして、世界にとって最も必要なものは、グローバル経済でもなく、国家主権でもない、民主主義に、他ならない、と確信しています
今、日本が、そして、世界が、最も必要としているもの、それは、民主主義なのです。
今、ここに、私の公約を、はっきりと、申し上げておきたい。
私の公約は、ただ一つ、皆様方の、一票一票によって、今から説明する、私たち国民が、与野党による、選挙制度改革によって、奪われた議席を、民主主義を、必ず取り戻すこと私の任期中6年間、国会には行かず、一円の公費もいただかないこと
そして、任期中6年間、皆様方から頂いた議席を、守り続けること
そのことを、皆様方の前で、お誓い申し上げます。
そして、この公約は、皆様方の一票と、私の信念さえあれば、必ず、100%成し遂げることができるのです。
今、私の信念は、ここにあります。
あと必要なのは、あなた方、有権者の皆様の、一票一票、それだけなのです。
私が、任期中、国会に行かない、という公約を聞かれて、100人中のおそらく100人が、国民、有権者をバカにしているのか、と、お思いになると思う。
しかし、私は、この公約を、真面目に、真剣に、考えた上で、こうやって立候補させていただいているのです。
国会議員選挙とは、確かに、国会に行く議員を、選ぶことですが、それは、国会が、まともな国会であることを、前提とします。残念ながら、私は、今の国会は、まともではないと思う。
与党は、忖度政治の中、ほぼヤクザ社会と変わらない。何か問題があれば、下が責任を取り、上は、ぬくぬくとしている。彼らが作った、組織犯罪処罰法によれば、彼らは、とっくに処罰されているはずである。
一方、野党はと言えば、党利党略の野合を繰り返しているだけである。
彼らが、今回の参議院選挙から、選挙制度改革によって増やした議席は、不当な議席です。
現在の国会に巣づく病巣は深い。それを治すには、もはや切開し、膿を取り出すしかない。
私が、国民のメスとなって、彼らが増やした無効である議席を、無効と宣言するしかない。
私は、今回の、私の公約によって、与野党が、為し得なかった、彼らの公約であった、国会議員の定数の削減による公費の削減、彼らが、私たち国民から奪った議席の奪還、民主主義の回復、すなわち、民主主義のくさびを、国会に、打ち込みたいのです。
もし、私が、バカにしているものがあるとすれば、それは、あなた方、国民、有権者ではなく、現在の国会であり、現在の、与野党含めた国会議員です。
私は、現在の、我が国の国会、そして、国会議員を、日本国民として、主権者として、怒りをもって、恥じる。
そして、それに気づいたものが、たとえ、政党や、組織がなくても、たとえ馬鹿な奴だと思われたとしても、たとえ、たった一人であったとしても、立ち上がらなければならない。
日本国憲法の第一文には、日本国民は、正当な選挙によって、選ばれた代表者、を通じて、行動すると謳われています。
すなわち、我が国が、民主主義国家であることが、謳われているのです。
そして、日本国憲法第一文で謳われていることは、これが、我が国、日本の基本的国家理念である、ということを示しています。
私は、皆様に問いたい、現在の我が国に、民主主義はあるのか?
民主主義とは、少数者が、多数者になりうる可能性である、と私は考えます。
そのために必要なものは何か、それは、嘘偽りのない資料、答弁、すなわち、説明責任、そして、少数者のための発言の場の確保です。
果たして、それが、現在の我が国にあるのか?
森友、加計学園問題、障害者雇用問題、イージスアシュアに関する住民説明会、そこにあるのは、黒塗りの資料、改ざんされた資料、水増しされた答弁、それらしかない!
そこに、少数意見を聞き入れる、丁寧な話し合いがあるのか?
そこにあるのは、答弁拒否、強行採決、臨時国会開催拒否、解散権行使による脅ししかない!
今の、我が国の国会に、もはや民主主義は存在していない!
そして、民主主義にとって、もう一つの大切なもの、それは、国民の代表者である国会議員が、真に、国民の代表者であるのか、その正当性です。言い換えれば、国民の代表を選ぶ、選挙制度の正当性です。
今回の参議院選挙は、新たな選挙制度の下で行われています。
そして、その選挙制度改革は、あの西日本、豪雨災害のさなか、この地、広島で、幾人もの尊い命が失われ、捜索されているさなか、与野党の国会議員によって、どさくさに紛れて作られました
与野党国会議員、彼らが、今回の、選挙制度改革を、国民の不幸のさなか、そのどさくさに紛れてしか、作れなかった、その理由
それは、年金減額、消費税増税など、国民に負担を強いる以上、国会議員自らも身を切る、国会議員定数を、削減するとした、国民との約束を破り、6議席も増やしたからに、他ならない。
そして、そのうち2議席は、国民が反対する、どんな人でも、政党が、国会議員にできる制度を導入したからに他ならない。
いいですか、国民には負担を強いる一方、自分たちは、6議席も増やし、制度自体も、好きなように、作り変えているのです。
これを、あなた方は、許せるのですか。
まさに国会議員の、国会議員による、国会議員のための、選挙制度改革に他ならない。
現在の与野党、国会議員に、少数者、弱者への思いやり、いたわりの気持ちは微塵もない。
彼らが、考えているのは、自分たちの議席、だけである。
私は、この選挙を通じて、彼らが、私たち国民から奪った議席を、常識を、そして、民主主義を、取り戻したいのです。
私は、この参議院選挙で、国会に、民主主義のくさびを、打ち込みたいのです。
今回の選挙で、野党が言う、年金2000万円問題など、全く争点ではありません。
彼らは、ごまかしている。嘘をついて、私たち国民を、だましているのです。
私たちは、騙されてはいけない。
今回の選挙で、与野党の国会議員が、国民から奪おうとしているもの、それは、年金や、消費税ではなく、国会議員を選ぶ選挙権であり、私たち国民の自由なのです。
年金2000万円問題について言えば、これらの社会保障制度改革は、2012年から、三党合意の下で、抜本的制度改革を行ってきたのであり、与野党すべての国会議員に、その責任があります。決して、与党だけの責任ではないのです。
確かに、報告書の受け取りを拒否し、内容を改ざんする与党が、まともな年金改革をすることはできません。
しかし、批判のみしかできない野党も、そんなちんけな政党に、年金改革などできやしない。
野党は、年金問題をエサに、自分たちの議席を増やそうとしているだけにすぎない。
今回の選挙戦での争点は、年金2000万円問題ではなく、与野党が行った、今回の選挙から実施されている、選挙制度改革なのです。
いいですか、皆さん、皆さんが毎日、安心して、自由に生活できるのは、国から侵害されないための、日本国憲法があるからです。
私たちが、自由に生活できる権利も、年金を受け取れる権利も、すべて、日本国憲法によって保障されているのです。
日本国憲法には、3つの原則があります。皆さんも学校で習ったことがあると思う。
一つは、先程も述べた基本的人権の尊重、自由権です。もう一つは、民主主義、そして最後の一つが平和主義です。
安倍政権下、私たちは、今までに、組織犯罪処罰法改正によって、国民の自由権を奪われました。そして、特定秘密保護法によって、国民の知る権利、すなわち民主主義も奪われました。
政府がよく出す、黒塗りの文書、森友加計学園問題での公文書の改ざん、最近では、イージスアシュアの、現地もろくろく調査しないままでの住民説明会、麻生副総理の報告書受け取り拒否、などなど、それらは、私たち国民の知る権利を妨害する、即ち、民主主義の否定以外の何者でもない。
そして最後は、集団的自衛権の容認によって、国民の平和的生存権が奪われました。
安倍政権は、言わば、憲法の、3つの原則を奪った、人権侵害内閣に他ならない。
今回の選挙制度改革によって、彼ら、与野党国会議員は、民主政治における柱である、すなわち、選挙制度にまで、グルになって、手を付けてきたのです。
いいですか、選挙制度とは、国民が、国民の代表者である、国会議員を選ぶことです。
国会議員は、内閣総理大臣を選びます。そして内閣総理大臣は、最高裁判所の裁判官を選ぶのです。
実際に、安倍さんは、加計学園監事をしていたお友達を、最高裁判所裁判官に任命している。
忖度政治の中で、国会も、内閣も、裁判所も、私たち、国民を守ってくれるものは、もはや、何もない。
そのことは、昨年、7月31日、大島衆議院議長が、民主政治の危機を、国民に訴えていることからも明らかである。
いいですか、私たちの自由は、この選挙制度改革によって、風前の灯火、であることに気が付かなければならない。
年金制度も、確かに大事ですが、その前に、もっと大事なもの、それが選挙制度なのです。
何故ならば、年金制度を作るのは、選挙によって選ばれた国会議員、なのだから
今回の、年金2000万円問題で、明らになったように、現在の、与野党国会議員では、結局何もできない。彼らは、私たち国民のことを、何一つ考えてはいないのです。
皆さん、選挙制度が、侵害されている今、与党を支持する人、野党を支持する人、投票を棄権する人、その区別には、何の意味もありません。
そこには、「国民」しか、いないのだから
しかし、民主主義を守るには、所詮、制度では、限界があります。
国会議員、一人一人が、個の中に全体を見れる、国会議員に生まれ変わらなければならない。
そして、私たち国民自身も、個の中に全体を見れる、国民に生まれ変わらなければならない。
今回の選挙は、与党と野党の戦いではなく、国民と国会議員との戦いです。
いいですか、国民と、国会議員との戦いにおいて、与党も、野党も、へったくれもない。そんなもの、ただのクソです。
私たちは、国民として団結しなければならない。ましてや、棄権など、いいですか、棄権など、もってのほかです。
最後になりますが、私は、常に、皆様方、国民と共にありたい。
障害者雇用問題で、水増しされた、障害者の方々と、共にありたい。
そして、財務省による公文書改ざんで、事情聴取の翌日、非業の死を遂げられた、近畿財務局の職員と、共にありたい。
彼が最後に、家族に残したとされる「常識が壊れてしまった」この言葉は重い。
私は、常識を取り戻すため、そして与野党が、国民から奪った自由を取り戻すため、選挙戦を戦いぬきます。
有権者の皆さん、数におごる与党、野合を繰り返すだけの野党、私たち国民から選挙権を奪う彼らに、ノーを、突きつけるための一票を、ぜひ、私に下さい。
今の与野党国会議員、彼らでは、日本、そして世界を、変えることは、決してできない。
そして、私たちに、残された時間も、少ないのです。
2019年7月4日 文責 玉田のりたか