選挙戦を終えて~裸の王様の王国

この度の参議院選挙において、私に貴重な一票を投じて下さった方々に、この場をお借りして改めて深く感謝し、お礼申し上げます。
国会に行くための議員を選ぶ今回の参議院議員選挙において、私は、国会に行かないという公約を持ってして立候補させていただき、私に票を投じて下さる方がたとえいなくても仕方ないと思って覚悟は致しておりました。
そして初めて街頭演説にも立たせていただきました。そうした中で、声をかけていただいた方もおられました。
私に票を投じて下さった方々の中には、私を御存じの方もおられたと思いますし、全く知らない直接面識のない方もおられたと思います。公約内容は抜きにして票を投じて下さった方、公約に関心をもって投じて下さった方、いずれにせよ貴重な一票を私に投じるために、投票所まで足を運んで下さり、誠にありがとうございました。
結果的には議席をとることはできませんでしたが、本当に心より感謝いたしております。

私は、現在の我が国は、裸の王様の王国であると思っています。
経済至上主義という衣を着た裸の王様の王国にすぎないと思っています。
経済至上主義という衣は、近代社会という色眼鏡をかけて見れば立派な衣を着ているように見えますが、近代以降の科学の特徴である木を見て森を見ない還元主義や物質中心主義という色眼鏡を外した時、人間は自然の中の一部にすぎないのだという現実、真実を目の当たりにした時、ただの裸であることに初めて気が付くのだと思う。

この広島選挙区でも繰り広げられた政党選挙、世界中でも行き詰まっており、現実から人々は目をそらしている。科学主義の持つ二項対立的思考から私たちは脱却しない限り、いつまでも何らその解決方法はない。アメリカの民主、共和の対立、イギリスでのEU独立、反対での対立等々、二項対立的思考からは最終的な解決は望めない。

私たちは気付かなければならない。
私たちが、世界中で日々起こっている自然災害と呼んでいるものは、実は自然によるヒトという種の自然淘汰にすぎない。
そして経済至上主義の下で、繰り広げられている経済格差の中での餓死や、虐待死、自殺者、又、軍需産業の繁栄の中で、世界中で起こっている紛争地域での戦死者すらも、全て、所詮、自然が為すヒトという種の自然淘汰にすぎないと思う。

選挙戦の中でも述べてきたことであるが、私たちに残された時間は少ない。
科学の発達の中で、人間の視野は狭まり、科学的な考え方の中でしか物事を考えられなくなってしまっている。真の意味での想像力を失ってしまっている。
それが、経済至上主義という色眼鏡を私たち人間にかけさせている。

私たちは、今、経済至上主義という色眼鏡を外さなければならない。
そうした時、我が国のみならず、先進国を中心とした世界中の国々が、裸の王様の王国にしかすぎないことに気付かされるであろう。

もう私たちには時間は残されてはいない。
人類が地球で生存できる時間はそんなにあるとは思えない。
インドや中国をはじめとして世界各国が月面着陸、月面での生活空間の建設に力を注ごうとしているが、たとえ、地球の自然環境が破壊された後の自然が回復してくれる間だけの一時的な避難基地として考えているのであれば、それは大きな間違いである。
どこで生活しようとも、人が集まる限り、人は自然との共通感覚を取り戻さない限り、人は真の自然との共存、他者との共存を図れる真の想像力を取り戻せない限り、同じことを繰り返すだけである。

私たちは、まず裸の王様の王国でしか生きていない現実に気付かなければならない。
私たちは、裸の王様であるということを述べる勇気を持たなければならない。

最後になりますが、もう一度、国会に行かないという私の公約を前にしても、投票所に赴き、貴重な一票、一票を投じて下さった方々に、感謝の意を述べさせていただき終わらせていただきます。
皆様方の御健康と、御多幸をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。

   2019年7月22日   文責   世界のたま(玉田のりたか)

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