更なるおバカな国民へGO!(1)

 この度の参議院選挙、並びに行われようとしている都知事選について言えることは立候補者、有権者含めた時代認識の欠如であり、このことは致命的な事実である。

 しかしながら、人間というものはそれぞれの時代の渦中にいるとき、その歴史的流れの中での己自身を客観的にとらえ、その時代の軌道修正を図ることは簡単そうで非常に難しいことなのであろう。

 近代哲学の父であるフランスの哲学者デカルトが語った、我思うゆえに我あり、すなわちそれまでの他の動物と同じように自然を恐れ、神によってすべてが決せられると信じた世界から、あらゆるものの存在を信じることはできないが、こうして考えている自分自身の存在だけは否定できないとする、人間中心主義、科学的に証明されたもののみを信じる科学主義、それらが私たち近代精神の源泉であり、そこから派生した民主主義、資本主義、自然科学の発展それらすべてが行き詰まっていること。

 グローバル化の流れの中での富の蓄積により、資本主義が民主主義を機能不全に陥れようとしている現実、蓋し、あらゆる民主主義的組織は説明責任を持っているが、私的組織は説明責任を持つことはないのだから。

 今回私が参議院選挙に立候補してつくづく分かったことは、本来の政党の意味を全くなくしてしまっている説明責任を持っていない政党による選挙制度の支配、独占化だ。前回の衆議院選挙から衆議院選挙では個人の立候補者の政見放送ができなくなってしまったが、それ以外でも個人が立候補することは制度的に困難になってきている現実。

 そして説明責任を持たない非民主的な政党をただ単に盲信し、追従する自律心のないおバカな国民と、権利の上に胡坐をかいている愚かな国民。

 特定秘密保護法により表現の自由が侵害され、安保関連法により平和的生存権が侵害され、違憲選挙制度、立候補の自由への侵害により民主制度が侵害され、民主制による国民の権利侵害への回復が困難になっている現実。

 それらの事実を前にして、私たち国民は更なるおバカな国民へとただひたすら突き進んでいるのである。

     平成28年7月25日   文責  世界のたま

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